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陛下番ブログ1000hitいたしました。訪問してくださる方、ありがとうございます。本当に励みになります。お礼がわりに、エドティナ小説をアップしたいと思います。 ========= ある日の賭け 「どっちに賭ける?」 「私、エドガーから、が多い方!」 ロックに聞かれて、セリスは即座に答えた。 「えー、ずりーよ、俺もそっちに賭けようと思ってたのに!」 「ロックは、ティナの方に賭けなさいよ」 「……俺がいないところでギャンブルの話たあ、太いな」 「おっ、セッツァーも乗る?」 「何を賭けてんだ?」 「あのねえ……」 ぼそぼそと小声でセリスが賭けの中身を言うと、セッツァーは吸いかけの煙草をポイと足下に投げ捨て、踏みつぶしながら言い捨てた。 「そんな下らねえ賭けに乗れるか」 「……賭けに勝てば、買い出しと食事の支度、免除よ」 「……乗った。俺は『どっちも同数』に賭ける」 ロックが口笛を吹いた。 「ひゅ〜、リスクの高い方へ行くねえ」 「意外にそうでもないんだな、これが」 セッツァーは、ひとさし指をふりながら答える。セリスが、二人の顔を見て言った。 「じゃあ、私は『エドガーの方が多い』、ロックは『ティナの方が多い』、セッツァーは『どっちも同数』ね!今から日没まで、カウント開始!!」 数時間後。 「もう、やめましょうよ……」 「セリスが言い出したんだろ」 げんなりしている二人に、セッツァーが言った。 「じゃあ勝ちは俺ってことで」 「セッツァー、正確に数えてたの?」 「数え切れない、も、ざっくり言やあ『どっちも同数』に含むだろ」 「知らねー、そんなルール!!」 のけぞるロックの頭が、ポンと何かにぶつかった。 「お三人さん、さっきから、一体なにを数えていたのかな?」 ぶつかったのはエドガーの胸だった。三人の背後に立って、不敵な笑みを浮かべている。 「ゲッ、気づかれてた!」 「戦闘でも、街でも、妙に私とティナにくっついてブツブツと数えられては、気づかないようにする方が無理というものだよ。まあ、ティナは気づいていないようだけど」 おい、お前が言えよ、やあよ、ロック言いなさいよ、と三人は肘でつつきあいをした挙げ句、ロックがボソリと言った。 「エドガーとティナ、どっちがどっちの名前を呼ぶ回数が多いか……」 エドガーは大笑いした。 「それは、数え切れなかっただろうね」 『エドガー、あれはなあに?』 『ティナ、あぶないからこっちへおいで』 『エドガー、私がやるわ』 『ティナ、ケアルを』 『ねえ、エドガー?』 『なんだい、ティナ?』 「はいはいっ、私達が馬鹿でした!」 ヤケ気味に叫ぶセリスに、エドガーがギルの入った財布を手渡して言った。 「買い出しと食事の支度、三人にお願いするよ」 「はあ?なんで?」 「人をダシにしたペナルティだ。これに懲りたら、もう私達にひっつかないでくれるかな」 三人の声がハモった。 「お邪魔虫で悪かったな!!」 |
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