陛下番日記

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help リーダーに追加 RSS エドティナ小説3

<<   作成日時 : 2008/03/31 22:31   >>

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陛下番ブログ1000hitいたしました。訪問してくださる方、ありがとうございます。本当に励みになります。お礼がわりに、エドティナ小説をアップしたいと思います。

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ある日の賭け

「どっちに賭ける?」
「私、エドガーから、が多い方!」
 ロックに聞かれて、セリスは即座に答えた。
「えー、ずりーよ、俺もそっちに賭けようと思ってたのに!」
「ロックは、ティナの方に賭けなさいよ」
「……俺がいないところでギャンブルの話たあ、太いな」
「おっ、セッツァーも乗る?」
「何を賭けてんだ?」
「あのねえ……」
 ぼそぼそと小声でセリスが賭けの中身を言うと、セッツァーは吸いかけの煙草をポイと足下に投げ捨て、踏みつぶしながら言い捨てた。
「そんな下らねえ賭けに乗れるか」
「……賭けに勝てば、買い出しと食事の支度、免除よ」
「……乗った。俺は『どっちも同数』に賭ける」
 ロックが口笛を吹いた。
「ひゅ〜、リスクの高い方へ行くねえ」
「意外にそうでもないんだな、これが」
 セッツァーは、ひとさし指をふりながら答える。セリスが、二人の顔を見て言った。
「じゃあ、私は『エドガーの方が多い』、ロックは『ティナの方が多い』、セッツァーは『どっちも同数』ね!今から日没まで、カウント開始!!」

 数時間後。
「もう、やめましょうよ……」
「セリスが言い出したんだろ」
 げんなりしている二人に、セッツァーが言った。
「じゃあ勝ちは俺ってことで」
「セッツァー、正確に数えてたの?」
「数え切れない、も、ざっくり言やあ『どっちも同数』に含むだろ」
「知らねー、そんなルール!!」
 のけぞるロックの頭が、ポンと何かにぶつかった。
「お三人さん、さっきから、一体なにを数えていたのかな?」
 ぶつかったのはエドガーの胸だった。三人の背後に立って、不敵な笑みを浮かべている。
「ゲッ、気づかれてた!」
「戦闘でも、街でも、妙に私とティナにくっついてブツブツと数えられては、気づかないようにする方が無理というものだよ。まあ、ティナは気づいていないようだけど」
 おい、お前が言えよ、やあよ、ロック言いなさいよ、と三人は肘でつつきあいをした挙げ句、ロックがボソリと言った。
「エドガーとティナ、どっちがどっちの名前を呼ぶ回数が多いか……」
 エドガーは大笑いした。
「それは、数え切れなかっただろうね」

『エドガー、あれはなあに?』
『ティナ、あぶないからこっちへおいで』
『エドガー、私がやるわ』
『ティナ、ケアルを』
『ねえ、エドガー?』
『なんだい、ティナ?』

「はいはいっ、私達が馬鹿でした!」
 ヤケ気味に叫ぶセリスに、エドガーがギルの入った財布を手渡して言った。
「買い出しと食事の支度、三人にお願いするよ」
「はあ?なんで?」
「人をダシにしたペナルティだ。これに懲りたら、もう私達にひっつかないでくれるかな」
 三人の声がハモった。
「お邪魔虫で悪かったな!!」

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